生命保険の見直しのポイント! (妊活前(中)の見直しポイントも)

こんにちは!岡田のりかです。
生命保険といえば、人生でかなーーーり大きな買い物であることはご存知でしょうか?
月に2万円払っていたら、1年で24万円。10年で240万円。30年で720万円。結構大きいですよね。
一度加入してしまうと、そのまま放置という人は多いでしょうし、時間が経つと、そもそもどんな保障内容だったか、よく分からなくなってしまう、という人も多いのではないでしょうか。
今回は、「保険の見直し」について考えてみましょう。
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そもそも、どんな人が生命保険に入るべきか
生命保険への加入の必要性がもっとも高いのは、「あなたに万一のことがあったときに、(経済的に)困ってしまう人がいる」場合です。
ざっくりと分けてみても
- ① 独身の人
- ② 結婚して夫婦になった人(特に、奥さまが扶養に入る場合)
- ③ お子さまがいる人
- ④ ご両親の生活費を負担している人
① と②③④では、保障の必要性が大きく違います。
保障の必要性、というのは、残された人が金銭的に困ってしまうか、ということです。
② ③④のように必要な場合でも、扶養されている人の年齢や状況によって
必要保障額(必要になるお金の金額)はまったく異なります。
では、その金額をどうやって計算するかみてみましょう。
必要保障額って?
必要保障額の計算式
ここで、「必要保障額」という言葉がでてきましたが、この言葉の意味をご存知でしょうか?
ざっくりと表しますと
必要保障額= (これから入ってくるお金の合計)―(これから必要なお金の合計) |
となります。
例えば、あなた(またはご主人)にとって、あなた(またはご主人)に万一のことがあった場合に困る人が「0歳の子ども」であれば、その子が経済的に自立する(たとえば20歳)までに必要な20年間の生活費・教育費・住居費その他もろもろすべてのお金の合計金額が(これから必要なお金の合計)です。
(これから入ってくるお金の合計)というのは、遺族年金や死亡退職金、これから働いていく配偶者の所得などの収入の合計額のことです。
この数字がマイナス(入っているより出ていく方が多い)になれば、保険でカバーすることを考えます。
プラスであれば、万一に備える保険(死亡保障)は特に必要ないということになります。
ライフプランを作ってみれば正確な金額が分かるのですが、ライフプラン作らなくても一度ざっくりとでいいので計算してみるとよいでしょう。
ちなみに、病気やケガへの備えである医療保険については、これとは別に考えます。
医療保険は、公的な保険(健康保険)の制度がとても充実しています。
高額療養費制度などは、これを機に必ず知っておきましょう。
必要保障額はずっと同じではない
あなた(またはご主人)に万一のことがあった場合に困る人の状況に変更があれば、当然ですが、必要保障額は変わります。
- 扶養扶養家族が増えた
- 子どもが独立した(扶養家族が減った)
- 専業主婦(夫)であった配偶者が働きはじめた
などのタイミングが、必要保障額が変わるタイミングです。
また、一般的には、時間が経てばたつほど、必要保障額は減っていきます。
妊活は保険の見直しのタイミングなのか?
さて、ここで、「妊活している人」の場合を考えてみましょう。
上記をふまえて考えますと、妊活→保険の見直し と、必ずしも紐づかないといえることがお分かりいただけると思います。
ただし、必要保障額をまったく考えずになんとなく保険に入っている人や
毎月の保険料が家計を圧迫している人などは一度、きちんと見直した方がいいかもしれません。
というか、ぜったいに見直した方がいいです!
見直す際は、できれば(保険の販売からは)独立した立場からアドバイスを受けたほうがいいと思います。
理由は・・
カンタンにいうと保険を売っている立場からしたら、売っているものが「商品」ですから、売りたいわけです。(そりゃそうですよね。笑)
その辺の大人の事情とかも含めて、できれば保険の勉強をしてくださいね。
おススメの本:生命保険の嘘
保険って、場合によっては家や車を買うくらい大きな買い物ですから、最低でも本を1冊読むくらいの勉強はしておいたほうがいいですよ。
生命保険に入ることを決定している方は妊活開始前のほうがいい?!
民間の生命保険に入る手続きを一度でもしたことがある方はご存知と思いますが、保険に入るときは、事前に審査があります。
生命保険に加入するときは、
- 今(または最近)治療中の病気やケガ
- 飲んでいる薬
- これまでにかかったことがある病気やケガ
- 健康診断の結果
- 障害の状況
などを、「正直に」告知しておく義務があります。
その内容によっては、保険を使うリスクが高くなってしまうため、その保険に加入できなかったり保険料を割り増しで支払わなければならなくなったりします。(ここでウソを申告してしまうと、いざというときに保険金が支払われなかったりします。)
では不妊治療の場合はどうでしょう・・?
不妊治療というのは、「病気じゃない」という主張もあるのですが、実際は、検査で病気が見つかったり、薬を飲んだり、何らかの医療行為をしたりするので、生命保険に加入する際には告知義務もありますし、実際に、
加入を断られたり、保険料が割り増しされたりということがあります。
(※保険会社や商品の内容によって条件は異なります。)
ですので、もし、もう「生命保険に入ることを決めている」のであれば、
不妊治療を始める前に入った方がよいということになります。
また、不妊治療代を保障する生命保険もあるにはあるのですが、加入後しばらくは受け取れない保険が多く、すぐ治療を始めたい場合はメリットがない可能性があります。加入検討の際には、いくらもらえて、いつから補償が受けられるかをチェックするようにしてください。
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保険は、お話を聞いたときは納得したつもりですが、保証内容などあと後忘れがちです。入るタイミング、かけ変えるタイミング、参考になりました^^
ひらぎ様、いつも記事を読んでいただきありがとうございます。保障内容は完全には覚えていなくても、どのような内容なのかざっくりとでも理解されているとよいと思います。あとは大きなライフイベントがあったときに見直しが必要かどうかを確認するようにしましょう。