あなたは増税?減税?扶養の壁は変わる?!2020年から変わる税制の大切なポイント

消費増税がはじまって数週間経ちました。

町にお買い物にでたときなどに増税の影響をじわじわと実感しているのではないでしょうか?

税金といえば、消費税のことばかりに注目が集まっていますが、所得税の計算方法にも大きな変更があります。所得の金額によっては増税になって大きな影響がありますので、ご自身(またはパートナー)が該当するかどうかきちんと把握しておきましょう。

また、この改正で『扶養の壁には変更はあるの???』という疑問にもこたえていきます!

まずは税金の計算の仕方をざっくりと復習。

この記事でご説明する内容は、「税額計算は年末調整で会社にお任せ。そもそも税金の計算ってあまりよく分からない‥」という方にはピンとこないかもしれません。そういう方も、これを機に自分がどれくらい税金を支払っているのかをしっかりチェックしてみてくださいね。「自分の現状をきちんと把握して理解する」ことが、将来に向けて家計を改善する第一歩になります

ですので、まずは私たち個人が支払っている税金を計算する仕組みをごくごく簡単に復習しますね。

(税金計算のしくみは知ってるよっ!という方は、この章は飛ばして次へ行ってくださいね)

会社員の方でしたら主に年末調整、自営業の方でしたら確定申告の手続きで、毎年、「所得」と「所得税」を計算します。

フリーランス・自営業の場合は「所得」の計算は簡単。収入―経費 で計算します。

会社員やパートの場合、「所得」の計算式はざっくりとこんな感じです。

給与の総支給額(収入)-給与所得控除=所得

給与所得控除というのは、サラリーマンの経費と言われているもので、収入の金額によってそれぞれお金額が決まっています。(あとで出しますね)

自分の給与所得控除と所得はいくらなんだ??という人は、源泉徴収票のこの赤丸の部分↓をみてみてくださいね。

(「支払金額」から給与所得控除を差し引いた金額が「給与所得控除後の金額」となります。)

「所得」から、色々な「所得控除」、たとえば、基礎控除・配偶者控除・医療費控除・生命保険料控除などを引いた金額が「課税される金額」。

そして、そこに税率を掛けたら税金の金額が計算されます。

計算式:(所得―所得控除)×税率=税金

ここまでに出てきました

・給与所得控除

・基礎控除

に、2020年から変更があります。

この変更で減税となる人はいます(金額は少しですが…)が、増税となる人もたくさんいます。(汗)

確認していきましょうー。

フリーランスには朗報!? <給与所得控除から基礎控除の増額へ10万円の振替>

会社員のみなさんの税金を計算するとき、給与から「サラリーマンの経費」と言われる『給与所得控除』が控除されていますが、この金額が10万円減額され、代わりに基礎控除が10万円増えます。

図でみてみましょう。



(財務省 税制関係パンフレット 「平成30年度税制改正」より抜粋)

税金を計算する元となる「所得」の金額(収入から経費を引いた金額)の計算の仕方が変わることになりますが、会社員はこの振替による影響はないことになります。(※)

一方で、基礎控除が一律で10万円増えますから、給与所得ではなく事業所得のフリーランス・自営業の方にとっては朗報になりますね。(※)

※所得によっては今回の改正で増税になります。次章以降を参照してください。

注意:給与所得と年金所得が両方ある人は、どちらかひとつだけが減額となります。

会社員の高所得者は増税! <給与所得控除の適正化>

給与収入(手取りではなく、総支給額です)が850万円を超える場合は、控除額が引き下げられ、増税となります。だたし、23歳未満のお子さんがいる場合は増税とならないように配慮されています

下記のグラフをみてください。上が子育て世帯、下が子育て世帯以外の世帯の給与所得控除額と給与収入の関係を表したグラフです。子育て世帯は、給与所得控除の10万円が基礎控除に振り替えられただけなので実質の税額は変わりませんが、子育て世帯ではない場合は、850万円から負担が徐々に増えることになります。


(財務省 税制関係パンフレット 「平成30年度税制改正」より抜粋)

具体的な数字はこんな感じです。↓

国税庁 源泉所得税の改正のあらまし より

この表の、「給与等の収入金額」を総支給額にあてはめて、ご自身の給与所得控除額がいくらなのか確認することができます。

全員の基礎控除が増えるわけではない <基礎控除の適正化>

基礎控除は所得控除のひとつですが、文字通り基礎的な控除なので、これまでは全員一律で同じ金額(38万円)が控除できました。

これが、2020年度からは48万円に増額されるのですが、合計所得金額2400万円超の人からどんどん減っていき、2500万円を超えるとなくなってしまうことになりました。

(財務省 税制関係パンフレット 「平成30年度税制改正」より抜粋)

で、パート収入の場合、税金の扶養の壁は変わるの???

では、パートで働いている人が気にする「扶養の壁」はどうなるでしょうか。

よく103万円の壁というのを耳にしますが、これは『給与収入103万円』のことです。

現在は給与収入が103万円ということは、(給与所得控除が65万円なので)所得が38万円と同じことになります。これから基礎控除38万円を引くと、ゼロになりますから、所得税が課税されないことになります。

<現在>

給与収入103万円―給与所得控除65万円―基礎控除38万円=ゼロ

2020年からはこうなります。

<2020年から>

給与収入103万円―給与所得控除55万円―基礎控除48万円=ゼロ

中身は変わりますが、影響はない(壁はこれまでと同じ103万円)、というのが結論です。

配偶者控除や配偶者特別控除についても、基本的にはこれまでどおりと考えていただければ大丈夫です。

また、社会保険上の扶養の壁は、これとはまったく別の話なので注意してください。

扶養の考え方についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

扶養の壁と妊活中の女性の働きかた

税金の知識は会社員やパートの女性も必須です!!

この記事の内容のような基本的な部分をはじめ、税の知識は毎年変わりますし、知らないと損してしまうこともありますので最低限の知識は必須です。

ぜひ、アンテナをたてて意識して情報を入手していってくださいね!

   

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