ライフプランカウンセリングとタロット占いの共通点

お金の世界って、生活に直結する、超!現実的な世界。
だけど、そこに関わる人の気持ちや価値観や悩みや夢や希望を形にする、という意味では、空想・仮想・理想(いずれも「現実」の対義語です)の世界でもあるわけです。
『占い』って、私にとっては非現実的な空想の世界でした。
「未来を占う」ってなんだか怪しいというか、魔女が毒リンゴ作ってるみたいな…(ちょっと違いますかね‥汗)
あとは、子どものころにちょっと流行った雑誌の占いや、コックリさんとか…(笑)。
非科学的で根拠はないし、適当にそれっぽいことやみんなに共通すること言ってるだけなんじゃないの?‥という印象。(占い関係のご職業の皆さま、ごめんなさい!!)
一方で、ちょっとその世界を知ってみたい好奇心はずっと持っていました。
なんだか面白そう‥と単に興味なのですが。
タイミングよく(?)、タロット占いをかなり専門的に教えていただく機会に恵まれまして、知恵熱を出しそうになりながらちょっと集中して勉強してみました。
ファイナンシャルプランナーがタロット占い??大丈夫なの??
‥と、思われるかもしれないのですが、単に怪しいというイメージだけで知らない世界としておくのはもったいないくらいに面白かったので、私なりに冷静に分析してみました。
趣味と仕事がちょっとごっちゃになった記事ですが、もし興味あれば読んでみてくださいね。
タロットは「占い」じゃない!?
まず意外だったのが、タロットが「未来を当てるもの」ではなく、『思考を整理するためのツール』であることでした。
今向かっていこうとしている道の、今、どの場所にいるのか。
その方向性は合っているのか。
合っているならその理由は…。
ダメならどこに気を付ければいいのか。
一歩引いて、客観的に自分(や占っている相手)を見ることが大事なので、もし今悩んで混乱しているならひとつ呼吸をおいて冷静になれる。
そして次に起こすべきアクションが見えてくる。
タロット占いって、そんなツールなのです。
これって、FPが作る『ライフプラン』と同じなんですよね。
そんな大前提を理解したら、タロット占いがとても身近で面白いものに感じてきました。
共通点1:現在の状況を客観的に分析できること
タロットカードは読み解きがとても難しいですが、「〇〇について今の方向性があっているか」をイメージしたカードが不思議なくらい出てきます。
そこには、「思った通りだった」「思ってもみなかった」と両面あるので、考え方によっては「こじつけでしょ??」とも捉えることができるかもしれません。
一方で、ライフプランを作ったことがある人なら分かると思いますが、そこにも「思った通りだった」「思ってもみなかった」の二面性があるんですよね。タロットとは異なり、元になっているデータは客観的な数値ではありますが、様々なデータが関係しあって出る結果で色々な思いが渦巻きます。あーやっぱり‥と残念に思ったり、えっ意外と大丈夫じゃん!‥と安心したりするわけです。そこには形を目にしたことによる「客観的な目」があります。
共通点2:意思決定のツールであること
タロットもライフプランも、現状を見た上で「今後どうしたらいいか」「そうすれば望む方向に進めるか」を考えるツールであることは同じです。
タロットはカードで見ますから手軽な悩みについて何かを決断したいときにはすごくおススメですし、大きな悩みでもちょっと冷静に一歩引いてみてから決断したいときには使えると思います。
ライフプランはもっとお金寄りのツールですが、お金がとっても身近なものであることから、信頼度の高さはライフプランの方が高いと考えられるかもしれません。ただし、そもそもお金自体が人によって価値観の異なるものですし、ライフプランも人が想いを込めて作るものですので、同じような前提でも全然結果が違う、ということはよくあることです。
誰一人として同じ結果が出ない(出る可能性はゼロではありませんが、限りなくゼロに近い)のも共通していますね。
共通点3:行動しないと意味がないこと
意思決定のツールはタロットとライフプランだけではないので、何についても言えるのですが、意思決定をしたら「行動」しないと何の意味もありません。ゼロと同じです。
タロットで占っても、ライフプランを作っても、形を作ってそこで満足してしまっては何も生まれません。未来をよりよくするために、背中を押してくれるのがタロットやライフプランであって、実際に未来を変えていくのは最終的には自分自身ということですね。
というわけで、タロットとライフプランの共通点について書いてみました。
今日は、どうしても観に行きたい映画(今週末に終わってしまう)があるのですが、やることがてんこ盛りなので、観に行っていいものかどうかを占うつもりです。笑
タロット占い、もし興味がある方がいれば、お気軽にお問い合わせくださいませ。(マネーカウンセリングのお客様もどうぞ。)