妊活をきっかけに離婚?!別居や離婚になる前にライフプランを作った方がいい3つの理由

妊活は夫婦・カップルにとって本来幸せなアクションであるはずですが、実際はなかなかうまくいかないことですれ違い、最悪の場合は離婚となってしまうケースもあるようです。
離婚を考えてしまった場合、感情的に譲れない部分がある一方で、お金の問題について考えることを避けて通ることはできません。
そんなときにおすすめなのが、ライフプランを作ること。
なぜライフプランなのか。離婚の場合は結婚や出産や家の購入などとまた違った視点で考えることが必要です。
ライフプランというのはカンタンにいうと、お金を軸にした人生の設計図です。
その一部をご紹介すると、こんな感じです。
↓
(収入や収支のグラフ。現在から、100歳くらいまでみることができます。このサンプルは、75歳で貯金がゼロになっています。汗)
(こちらは将来キャッシュフロー表。現金の収支の今後の見通しです。)
こういう資料でみると、一見ただ図や数字を使った(難しそうな?)成績表のようなイメージをもつかもしれませんが、この数字やグラフの背景にはそのライフプランを作った人の様々な想いや熱いドラマがあります。
離婚もそのひとつ。
ではなぜライフプランなのか。書いてみました。
Contents
そもそもどのくらいの人が離婚しているの?
どのくらいの人が離婚しているのか、2018年度の統計のデータでみてみましょう。
離婚の人口に対する割合は1.7%ですが、婚姻件数60.7万件に対して離婚の件数は21.2万件。件数で単純にみると、結婚6に対して離婚2ですから、かなりの割合のカップルが離婚に至っていることが分かります。
グラフを作ってみました。婚姻件数が、明らかに減少傾向にある一方で、離婚件数はほぼ横ばい(微減)ですね。

単位:(左)万件/婚姻件数・離婚件数 (右)人口1000に対する割合/婚姻率・離婚率
出典:厚生労働省 2018年度人口動態統計 より
別居や離婚になる前に、ライフプランを作った方がいい3つの理由
離婚自体がそもそも想定外なのですが、人生に想定外のことが(を)起きそう(起こそう)としているときこそ、ライフプランを作った方がいいですよ。
理由① 別居・離婚後の生活費を確保する必要がある
離婚後に自分がちゃんと幸せに生きていけるのかどうかは、「あとで考えればいい」ことではなく、事前にめどを立てておくほうが絶対いいです。
1000万円貯金があったとしても、月に10万円使えば1年で120万円。10年ももちません。(そもそも月に10万円で生活できるかも考えておかないと…。)
ちなみに生活費は、別居・話し合い(まだ離婚していない)の段階と、離婚後と、ちょっと事情が違ってきます。
別居の場合は、まだ婚姻状態にありますので、生活をお互いに支えあう義務があります。 これを「婚姻費用」といいます。これには子どもの学費や生活費も含まれます。 実際にどっちがどっちにいくら支払うかについては、話し合いで決めることができなければ調停ということになります。
また、別居時の住まいをどうするかというのも大きな問題ですね。実家に帰らず賃貸を探すのであれば、まとまったお金が必要ですし、保証人も探さなければなりません。それなりの心とお金の準備が必要です。
離婚後は、生活費はもちろんですが、その後必要になってくるであろう様々な出費をシミュレーションしてみたうえで、家計を維持することができるという目途を立てておくことが大切。
具体的には、
ご自身のキャリアプランを立てること。
特に!すでにお子さんがいる場合は、教育プランをふまえて、中長期的な計画が絶対必要です。
理由② 資産状況を把握しておかないといけない
別居して、さらに離婚となったとき、夫婦2人で築いた共有財産を分ける(「財産分与」)ことになります。
その内容は、
・預金関係
・(貯蓄型の)保険
・株や投資信託、外貨などの金融商品
・一戸建てやマンションなどの不動産(住宅ローンも)
・自動車
などがあります。こうやって挙げてみると分かると思いますが、ただ半分に分けるだけではすみません。特に不動産は、売却する・どちらかが住む・ローンはどうするなど、意思決定や手続きなどの手間を考えるだけで大変そうですよね…。
ライフプランを作るときには、資産の状況もたな卸をします。感情が先走ってしまって離婚を簡単に考えていたものの、思わぬところで問題がある、なんてことに早めに気づくことができます。
理由③ 冷静にならなければならない
上記のように離婚後の生活のことや財産のことなど現実的なことを見つめると、自分を客観的にみることができます。行動を起こすための後押しになることもあるでしょうし、ちょっと立ち止まってみるきっかけになるかもしれない。
ライフプランを作るということは、不安を形にすること。形にしたら何もしなくても安心に変わるかもしれないし、安心するための行動を起こすための目標になります。
ライフプランを作ることは運気をあげる方法のひとつ?!
離婚を考えてしまっているときは、気持ちが激しく落ち込んでしまっているかもしれません。
幸運とは、自分は運がいいと信じることだ
という言葉をきいたことありますか?アメリカの劇作家テネシー・ウィリアムズの言葉だそうです。
もしあなたが、ネガティブな気持ちに支配されてしまって自分がとても運が悪い人間だと思い込んでしまっているのでしたら、その発想を転換するためのツールのひとつがライフプランです。なぜなら、運を動かすには、行動することが必要だからです。
私が行動した実話も載せています
※ 離婚に関する手続きや法律上の解釈などについては、必要に応じて弁護士などの専門家にご相談することをお勧めします。