日本人vsアメリカ人。30代・40代女性の平均貯蓄額は?
「タイタニックジョーク」
というのをご存知ですか?
↓↓↓
沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、
海に飛び込むよう船長が説得をします。
アメリカ人には
「飛び込めばあなたはヒーローになれます」
イギリス人には
「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます」
ドイツ人には
「飛び込むのはルールです」
イタリア人には
「飛び込めばあなたは女性に愛されます」
そして日本人には
「みんな飛び込んでますよ」
なるほどー。ですよね。笑
私もそうですが、「ほかの人はどうするんだろう」「ふつうはどんな感じなんだろう」というのが気になる人は多いでしょう。
ファイナンシャルプランナーがお金の相談をお受けしたり記事を書いたりするときに「統計値」や「平均値」を使うことがあるのは、『ほかの人はどういう状況か』という数字をお見せしたり、シミュレーションに使ったりすると安心感や納得感があるからです。
そこで今回は、「みんなどれくらい貯金持ってるの?」という点を分析してみたいと思います。
気になりますよね?(笑)
米国の場合はどうなんだろうということも調べてみましたのでご紹介しますね。
Contents
ズバリ。日本人の平均貯蓄額は?
調査データによりますと日本の「金融資産」の保有額は、二人以上世帯で
平均値 1,430 万円
中央値 609 万円
という結果がでています。
平均値は、ごく少数の高額資産保有者が含まれていると大きな数字となってしまいがちですので、一般的な2人以上の世帯では、中央値のほうが参考になります。
中央値というのは、全体を並べて、ちょうど真ん中の人の数字です。
では年代別の金額をみてみましょう。
こちらのグラフは、世帯主の年齢別に、集計したものをベースにしています。

30歳代ですと
平均 660万円
中央値 382万円
40歳代ですと
平均 942万円
中央値 550万円
という結果がでています。
ここでいう金融資産というのは、預貯金だけでなく、保険や有価証券も含まれています。
では、アメリカ人の平均貯蓄額は?
日本の平均貯蓄額をみたので、参考までにアメリカの数値もみてみましょう。
2016年のデータですが、参考にはなると思います。
(単位:千ドル) | 平均 | 中央値 |
35歳未満 | 43.2 | 6 |
35~44歳 | 128.6 | 17 |
45~54歳 | 315.4 | 35 |
55~64歳 | 584.2 | 59.2 |
65~74歳 | 547.8 | 59.5 |
75歳以上 | 548 | 63 |
単位が違うと分かりにくいので
1米ドル=110円で日本円に換算してみますね。
(単位:万円) | 平均 | 中央値 |
35歳未満 | 475.2 | 66 |
35~44歳 | 1,414.6 | 187 |
45~54歳 | 3,469.4 | 385 |
55~64歳 | 6,426.2 | 651.2 |
65~74歳 | 6,025.8 | 654.5 |
75歳以上 | 6,028 | 693 |

日本人とアメリカ人の平均貯蓄額を比べてみると
アメリカ人はお金持ちが多い?
年代が正確には比較できないのですが試しに日本の30代、40代と
米国の35~44歳、45~54歳を比べてみます。

平均値で比べると圧倒的に米国が多いですね。
中央値は平均値ほど差がありませんが、日本人のほうが全体的に多い傾向にあります。
この数字は、日本は2人以上世帯、米国は単身世帯を含めた全体の数字です。
集計されている母数や条件も異なりますのであくまでも参考としてみてくださいね。
参考データ:
Board of Governors of the Federal Reserve System- Survey of Customer Finances
貯蓄額を他の人と比較して安心してはダメ。
さて、先ほどの参考値をみて、どう感じましたか?
あ、私は平均以上だからOKだわ~。
だいたい同じ。よかった。
ちょっと足りないけど、ま、なんとかなるでしょ。
…と色々あると思いますが、
世の中の平均と、自分にとっての必要額は別。だって、生き方や生活スタイルや夢がまったく違うから。
みんなと同じだから安心、というのはまったく根拠がありませんので自分にとってはどうなの?という視点を意識して持ってくださいね。
…とはいっても、自分はどれだけ必要なのか気になる?
その「気になる」というのはとても重要な第一歩です。
自分の今の状態を見直そう、という意識をもつことがスタートだからです。
あなたが今、30代・40代なのでしたらまだ遅くないです。
少なくとも、60歳や70歳になってから若いときにちゃんと準備しておけばよかった…と後悔しないために、今から準備ができます。
ざっくりと試算してみるのでしたらこれからの収入見込み金額のトータルとこれから必要になる支出見込み金額のトータルを予測してみて比べてみるのも一案です。
とはいってもなかなか難しいとは思いますが…(;’∀’)
そもそも「貯金ができない」ということに悩んでいるのでしたら、「貯金がいくら必要か」からスタートするのではなく貯金をするための家計の見直しから始めましょう。
もし、自分ひとりで考えることが不安ならファイナンシャルプランナーのような専門家に相談することも検討してみてくださいね。
アメリカでは、ファイナンシャルプランナーに相談するのは日本よりずっと一般的なのだそうですよ。
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